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一般歯科・予防歯科・小児歯科

一般歯科

もしむし歯かも・歯に違和感があると感じたら

当医院でも、歯が痛くむし歯かもしれないので診てもらいたいという理由で診察に来られる方が多くいらっしゃいます。原因がわからないけど、歯やお口の中に違和感がある、痛みを感じるという場合は、治療開始前に検診でむし歯の有無や歯ぐき(歯肉)の状態などお口の中を確認します。検診の結果をもとに症状を感じておられる部分はもちろん、症状がないけど問題があると確認された部分の治療を行いますのでまずは、ご来院いただき症状をお伝えください。

飲食をした時に歯の表面でおこること
虫歯

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むし歯と聞かれて連想されることは甘いものを食べて歯を磨かなければむし歯になると想像される方が多いと思います。たしかに間違ってはいませんが、ご夫婦の間や兄弟の間でもたまに「主人は私より歯を磨いていないのにむし歯にならない。」とか「お兄ちゃん(お姉ちゃん)はむし歯が少なくて学校検診で歯科受診するように紙もらったことないのに弟(妹)はよくもらってくる。」といったことを耳にします。むし歯は甘い物が一番の原因ではなくさまざまな条件が重なりむし歯ができます。口の中にはむし歯菌、歯周病菌やその他善玉菌も含め400種類以上住んでいる環境でありその分布に個人差があります。この細菌が食べ物の摂取で歯を溶かす酸を出しますが、生体側も唾液を出して酸を中和して元の状態に戻そうとします。先ほどの話でむし歯になりやすいかなりにくいかは細菌の種類や質、量、飲食の好み、回数、唾液の性質、量で差が出てきます。

かなり少数派ですがむし歯ができにくいのは歯ブラシが完璧にできているかたまたまむし歯の細菌数が少ないか唾液の質がよかったかなどが考えられます。歯ブラシだけで細菌数をゼロにできればいいのですが歯並びの悪いところ、歯の間、奥歯など口の中は複雑なのと細菌は歯と同じ白い色をしていますのでご自身ではとれているかとれていないかわかりにくく一度みがき残すと成熟してさらに歯ブラシで強くこすってもなかなか取り除くことは困難です。
また年齢によってもむし歯のできる場所は変化します。
乳歯は歯が溶けやすいです。また歯ぐきがやや後退し歯の根が出てくると根の部分はむし歯になりやすいです。歯の根の部分はむし歯ができやすくなるので「30代、40代はむし歯の経験なかったのに最近急にむし歯ができやすくなった。」というものもこれにあてはまります。歯科医院でのクリーニング、ブラッシング指導を受けられて細菌数を少なくしたり、食生活のパターンや種類を検討する必要があると思われます。一度当院でご相談下さい。

歯の成分が溶け出す<脱灰>と、取り込まれて元にもどる<再石灰化>のバランスが分かれ目です
むし歯をできにくくするには?

むし歯をできにくくするには3つの注意点を守る

①歯垢(むし歯菌)の量を減らす
むし歯を予防するために最も大切なことは、食事をした後、歯垢(むし歯菌)の量を減らし、お口の中を清潔な状態に保つことです。毎日の歯磨きはもちろんですが、口の中の構造は複雑なため日々の歯磨きだけでは除去しきれません。除去しきれずに残った歯垢からむし歯になるので、定期的に歯科医院でプロに専門的なクリーニングをする必要があります。

②寝る前に飲食しない
寝ている間は唾液があまり分泌しないので、寝る前に飲食をすると口の中が酸性に傾いたままになるのでむし歯の大敵です。

③ゆっくりよく噛んで食べる。
口の中に食べ物が入っている時間が長ければ長いほど、脱灰の時間が長くむし歯になりやすいので、食事も早く終わらせたほうが良いのではないかと思われるかもしれませんが、それは逆です。よく噛んで食べると口の中の汚れを流しやすくし、中和するのも助けてくれる唾液がたくさん出るので、食事をする際は、ゆっくりしっかりと噛んで食べるようにしてください。

④食事の取り方を工夫する
例えば甘いものなどを食べる際は食後のデザートとしてとるなど食事と一緒にしたり、おやつの時間を決めたり1日の、飲食の回数をコントロールする。

⑤フッ素を応用
フッ素には脱灰の抑制や再石灰化の促進、歯の質を強化する働きがあるのでむし歯になりやすい方や歯の質が弱いお子さんには特におすすめです。ご自宅でフッ素を使ったケアをするにはフッ素の入った洗口剤や歯磨き粉を使用するのがおすすめです。フッ素を含んだ商品を使う際は歯磨き粉に多くの水ですすぎ過ぎるとフッ素の濃度が落ちてしまうので、お酒を飲む時のおちょこ1杯程度の水にとどめててください。特に飲食は30分程度控えることをおすすめします。

むし歯治療の例

できていてもわかりにくい歯の間のむし歯の治療

治療前

治療前
次へ

治療中

治療中
次へ

治療後

治療跡

予防歯科

「治療」よりも「メンテナンス」が大切。
当医院では歯の治療はもちろん、予防にも力を入れています。予防をしっかりすることで、見た目が美しいだけでなくお口の健康を維持することができます。お口の健康は体の健康に直結する場合も多く風邪や生活習慣病の予防をするのと同じくらい大切です。

正しい予防を行うことで小さなお子さんの場合、むし歯がない環境を作り出すことが可能です。また大人の場合も治療した歯の再発予防や歯周病予防などにも大きな役割を果たしています。

また、どんなに毎日丁寧に歯磨きをしているつもりでもご自身で行うセルフケアではむし歯の原因や飲み物やタバコなどによる着色・汚れを完全に落とすことは不可能です。
そのため正しいセルフケアに加え定期的に歯科医師や歯科衛生士といったプロがケアすることで、お口の中をより健康的な状態に保つことができるのです。

小児歯科

健やかな乳歯の維持が健やかな永久歯への第1歩です。

お子さんの歯の治療で大切にしていること

小さなお子さんの場合、歯医者に対して苦手意識を持っている場合が多いので歯医者嫌いにならないよう当医院では安心して治療をうけていただくことを1番に考えています。また、小児歯科の診療は歯だけでなく体や心も健康に育つように 見守るため予防に力を入れています。

説明を大切にしています

お子さんの治療の場合、親御さんへのご説明はもちろん、お子さんの協力が得られるようにお話をしながら診療を勧めています。
お子さんの場合、ご家族の方が連れて歯医者へ来られることが多いので、「なぜ歯医者に連れてこられたのか」、「どんな治療をされるのか」、「治療は痛いのか」など不安でいっぱいのはずです。そんな不安のまま、無理に治療をすると「歯医者さんは怖いところ」というイメージが定着してしまいます。
こうしたことを避け、「あの歯医者さんなら行ってもいい」、「歯医者さんは怖くない」と思ってもらえるように、お子さんの段階に合わせて治療を進めます。

小児期のむし歯について

約3歳頃に乳歯が生え揃い、小学校入学前後から次第に少しずつ乳歯が抜けて永久歯へと生え変わります。乳歯は歯がとけやすく、永久歯も生えてから根が完成する3年頃までは、むし歯のなりやすさが乳歯と同等ですので注意が必要です。

フッ素塗布

子どもの場合、乳歯や生えたばかりの永久歯はむし歯になりやすい注意が必要な時期です。
そのため、当医院ではお子さんの歯をむし歯から守るためにフッ素塗布を行っています。

フッ素塗布の効果

  • 歯の質が強くなるので、むし歯になりにくくする効果があります。
  • むし歯になりかけた歯を自然に治すのを促す効果があります。
  • むし歯菌が活発になるのを防ぎます。


フッ素塗布の流れ
①歯磨き状態のチェック
日々、ご家族の方が仕上げ磨きをしてくださっていると思いますが、おうちでの歯磨きだけでは落としきれない汚れもあるので、まずは歯磨きの状態をチェックします。
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②歯のクリーニング
おうちでの歯磨きで落としきれていない汚れをプロの機器を使ってきれいにします。
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③ ブラッシング指導
お口の中がきれいになったらお子さんへ歯科衛生士が歯磨きの仕方を優しくお教えします。
また、ご家族の方には磨き残しの多いポイントや仕上げ磨きのコツをお伝えします。