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2013年8月27日 火曜日

歯を長持ちさせるために 

 現在の日本での抜歯される(歯を抜く)原因はご存知でしょうか?第1位は歯周病(41.8%)第2位はむし歯(32.4%)で予想通りと思います。では第3位はと言いますと歯の破折です(11.4%)。以下、矯正による抜歯や外傷•••と続きます。(8020推進財団 2005年より 図 nico 2009 11月号より)




その中で今回は歯の破折についてです。

神経 をとった歯はむし歯にならないと思われている方がいますが同じようにむし歯になります。むし歯になっても神経はすでにないので痛みが出にくく神経をとる必要のあるほど大きなむし歯があったわけですから歯も薄くなっていることが多く咬む力による疲労で破折します。むし歯による感染などでダメージを受けた神経はとらなければ治らないですが出来ればむし歯を早期に発見し痛みの出る前に治療することで神経を保存し破折しにくくすることが必要と思います。


普段、何も食べていてない時みなさんの上下の歯はどうなっているでしょうか?上下の歯が触っていますか?離れていますか?通常口が閉じている状態の時は唇が上下軽く合わさり上下の歯は接触しないのはご存知でしょうか?しゃべったり、食べたりという時でも直接歯が合わさるのは瞬間的です。ですから1日の歯の接触時間を合計しても20分以内といわれています。仕事や家事をしていたり集中したり、考え事をしている時に習慣的にかみしめ(上下の歯を触らせる)方がおられます。そのような癖が何年、何十年と続くと自分の咬む力で自分の組織傷める結果となり様々な症状が出ます。歯に細かな亀裂が入り疲労が蓄積し硬いものをかんでいなくても破折につながることがあります。(歯の接触する癖による障害は後日詳しく・・・)




 


 

投稿者 山口歯科医院

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